2023年インフルエンザの累積患者数(2023年10月上旬時点)は、49212人で定点あたり9.99となっています。
一方新型コロナウイルス感染症患者数は、25630人で定点あたり5.20となっていて流行は落ち着いているようです。
定点当たり報告数とは、感染症について、すべての定点医療機関からの報告数を定点数で割った値のことで、言いかえると1医療機関当たりの平均報告数のことです。
この定点あたりは、定点の指定医療機関が保健所に報告をした、1週間ごとのすべての全患者数から計算されます。
例えば、計算式でいうと「(1医療機関の報告患者数)÷(定点指定された医療機関数)=(定点当たり)」となります。定点あたりの数値が、
1以上だと「流行開始レベル」
10以上で「注意報レベル」
30以上で「警報レベル」となります。
定点あたり9.99とは、もはや注意報レベルとなります。
特に沖縄県は、30.85で警報レベルとなっています。
その他大分県18.00、愛媛県16.69,山口県19.22神奈川県18.84、東京都16.44.千葉県21.08など注意報レベルを超えています。
2023年は、昨年からの季節性インフルエンザの流行が収まらないうちに例年より早く季節性インフルエンザの流行が始まり、その上にシーズン本番の冬季に向け新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との同時流行を心配する声が高まっています。
インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスの同時感染がは危惧されています。
冬は換気が難しく、狭い空間に人が集まりやすくなるという環境要因も加味されて新型コロナウイルスの流行が加速するおそれは十分あります。
これからのシーズンは特に感染に注意てする必要があります。
感染予防対策としては、インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も同じことで、
1.室内の湿度管理と適度な換気を行ない、十分な睡眠と栄養を取る予防する。
2.外出後の手洗いやうがいを十分にする。
3.人が密集する場所ではマスクを正しくする。
4.インフルエンザワクチンを接種する。
※100パーセントの予防効果がある訳ではありませんが、予防効果があることと、感染しても症状が軽くてすむ※
インフルエンザに感染したと思われる症状が出たときには、24~48時間以内にインフルエンザ検査を受ける。
24時間以内に検査を受けると感染していてもニセの陰性反応が出ます。
インフルエンザの治療薬は発熱後48時間以内に内服することにより、より良い効果が得られます。
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