【結核とは】
結核は、結核菌が体の中に入ることによって起こる病気で、毎年約18,000人が新たに発症しているわが国の主要な感染症のひとつです。
日本の結核罹患率は2010年に人口10万人あたり18.2人で、10人以下となっている欧米先進国に比べまだまだ結核は多く、世界の中では依然"中まん延国"とされています。
※2015年は24,995件の結核発生届(患者、無症状病原体保有者、疑似症患者)※
【結核菌の感染場所】
結核菌は主として肺の内部で増殖しますが、腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。
【感染経路】
肺結核患者の咳やくしゃみなどによって、空気中に結核菌が飛び散り、その結核菌を吸いこむことにより感染します。
人から人へと感染します。
【潜伏期間】
生まれてはじめて結核菌を吸い込んだ場合は、10~15%の人はその後1~2年のうちに発症します。
それ以外の人の場合は、体内に入った結核菌は冬眠状態となり、体内に留まることになり、発症しなかった場合でも、加齢などで身体の抵抗力が落ちると、潜んでいた結核菌が活動を始め、結核を発症します。
この場合発症するのは、結核菌が体内に留まったケースの10~15%程度と言われています。
【症状】
咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いです。
【死亡率】
治療をしない場合は、50%程度の死亡率と言われています。
現在は、医療の進歩によりかなり低くなってきていますが、髄膜炎を発症してしまった場合は、現在でも30%程度の死亡率となっています。
【HIVと結核の関係】
HIV感染によって免疫が低下してくると、結核菌に感染していて体内に結核菌が潜んでいる場合や、新たに結核菌の感染を受けた場合は、結核菌は増殖して結核が発症することになります。
1984年、結核が日本の3分の1に減少していた米国で結核の逆転上昇が始まり、その後の増加分の30%はHIV感染が原因とされています。
HIV感染者の多いアフリカでは結核の大爆発という悲惨な状況が展開されています。
結核は、結核菌が体の中に入ることによって起こる病気で、毎年約18,000人が新たに発症しているわが国の主要な感染症のひとつです。
日本の結核罹患率は2010年に人口10万人あたり18.2人で、10人以下となっている欧米先進国に比べまだまだ結核は多く、世界の中では依然"中まん延国"とされています。
※2015年は24,995件の結核発生届(患者、無症状病原体保有者、疑似症患者)※
【結核菌の感染場所】
結核菌は主として肺の内部で増殖しますが、腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。
【感染経路】
肺結核患者の咳やくしゃみなどによって、空気中に結核菌が飛び散り、その結核菌を吸いこむことにより感染します。
人から人へと感染します。
【潜伏期間】
生まれてはじめて結核菌を吸い込んだ場合は、10~15%の人はその後1~2年のうちに発症します。
それ以外の人の場合は、体内に入った結核菌は冬眠状態となり、体内に留まることになり、発症しなかった場合でも、加齢などで身体の抵抗力が落ちると、潜んでいた結核菌が活動を始め、結核を発症します。
この場合発症するのは、結核菌が体内に留まったケースの10~15%程度と言われています。
【症状】
咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いです。
【死亡率】
治療をしない場合は、50%程度の死亡率と言われています。
現在は、医療の進歩によりかなり低くなってきていますが、髄膜炎を発症してしまった場合は、現在でも30%程度の死亡率となっています。
【HIVと結核の関係】
HIV感染によって免疫が低下してくると、結核菌に感染していて体内に結核菌が潜んでいる場合や、新たに結核菌の感染を受けた場合は、結核菌は増殖して結核が発症することになります。
1984年、結核が日本の3分の1に減少していた米国で結核の逆転上昇が始まり、その後の増加分の30%はHIV感染が原因とされています。
HIV感染者の多いアフリカでは結核の大爆発という悲惨な状況が展開されています。