🌡️1.流行の現状(7月)
厚生労働省の定点報告によると、2025年6月下旬から7月上旬にかけて、新型コロナの感染者数は再び増加傾向にあります。
第26週(6/23–6/29):定点当たり1.40件
第27週(6/30–7/6):1.97件
第28週(7/7–7/13):2.4件
増加が顕著であり、注意が必要です
🧬2.主流株と症状の特徴
現時点での主流株はオミクロン系統のNB.1.8.1株(約75%)とXFG株(約25%)。
KB.3株は2024年に流行しましたが、本年は報告されていません
主な症状は「のどの痛み」「発熱」「咳」「倦怠感」「下痢」などの風邪様症状で、味覚・嗅覚障害は以前に比べ減少しましたが、後遺症として残るケースもあります 。
🏥3.医療現場と社会への影響
COVID-19は**季節性インフルと同等の感染症(5類相当)**に再分類されて以来、流行–沈静化–再流行の波が継続しています
**2025年1月時点での医療費」において、COVID-19は入院外医療費で2位、入院医療費でも6位にランクされており、依然として医療制度上の負担が大きい状況です 。
🤒4.感染拡大の要因と注意点
増加の背景には:
2023年5月の規制緩和(5類移行)
マスク着用の減少
人の移動量の増加
新たな変異株の出現 が挙げられます 。
また、アジア各国では今年に入り再流行が確認されており、夏休みなどの人流で日本にも感染が持ち込まれるリスクが高まっています 。
🚧5.対策と今後の見通し
ワクチンの継続接種、基本的な手洗い・換気、体調不良時の外出自粛などは依然重要です 。
医療現場では依然として院内感染対策や訪問制限が継続しており、社会的な影響も残ります。
夏から秋にかけての第11波に備える動きが求められています。
✅まとめ
・感染状況 6月下旬以降再び増加、定点当たり約2件に
・主流変異株 NB.1.8.1株(75%)、XFG株(25%)
・症状の傾向 感染力は強いが、重症化率は低め。風邪に近い症状中心
・医療・社会への影響 医療費負担は増加、訪問制限などの継続
・予防対策 ワクチン、マスク、換気、体調管理が中心
今後の展望 夏〜秋の流行再拡大に注意、アジア情勢との関連も重要
0 件のコメント:
コメントを投稿