血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋
2019年8月20日火曜日
各種性行為感染症の検査を受ける際の注意点 -1.咽頭淋菌検査-
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数回に分けて性行為感染症の検査を受ける際の注意点について解説していきます。 これを読まれて各種検査の注意点を理解いただき、正しく検査を受けられることを願っております。 第一回目は、咽頭淋菌検査についてです。 最近オーラルセックスで咽頭に淋菌が感染する人が増加していま...
2019年8月12日月曜日
HIV郵送検査を利用する際の信頼できる条件とは
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自宅にいながら簡単に利用できるHIV郵送検査を利用する人はここ数年で著しく増加しています。 HIV郵送検査が多くの人に利用される理由としては、 1.保健所での検査は受ける日時が限定されて自分の都合に合わせて受けられない。 ※行政特有の検査をしてやっているという風潮が未...
2019年8月2日金曜日
性行為感染症アラカルト-9.第3期梅毒-
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第3期(または晩期梅毒とも言います)は、適切な治療を行わなかった患者が感染時点から5~30年をかけて徐々に進行し臓器の破壊性病変を引き起こしたものを言います。 治療を受けていない人の約3分の1に発生し、症状は軽いものから極めて重篤なものまで様々です。 そして神経梅毒・心...
2019年7月24日水曜日
性行為感染症アラカルト-8.潜伏梅毒-
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潜伏梅毒とは、各種梅毒血清反応が陽性で、梅毒特有の臨床的症状が認められないものを言います。 【潜伏梅毒の梅毒検査】 1.STS検査が陽性で、TP検査が陰性の場合は生物学的僞陽性反応が疑われるので、再度日にちを開けて採血し検査をする必要があります。 2.STS検査とT...
2019年7月16日火曜日
性行為感染症アラカルト-7.第2期梅毒-
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第2期梅毒の症状としては、第1期梅毒の症状が出た後の4~10週後に発熱や皮疹が出現します。 皮疹は第2期梅毒患者の70%に認められ、梅毒患者全体の90%以上に認められる代表的なものです。 皮疹は3~10mm程度の斑丘疹状紅斑を呈し、色はピンク・褐色・赤色で全身に発生し、...
2019年7月9日火曜日
NAT検査とリアルタイムPCRの違いとは
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よくNAT検査とリアルタイムPCRの違いを質問されますから、今回はこの違いについて解説致します。 1.NAT検査とは NAT(Nucleic acid Amplification Test )とは、日本赤十字社が輸血用血液製剤の安全性確保の一環として実施している各種病原...
2019年7月2日火曜日
性行為感染症アラカルト-6.第1期梅毒-
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性行為感染症は減少傾向にあるのにもかかわらず、梅毒だけは2015年から急激に増加しています。 2019年6月16日現在2959人の患者が報告されています。 この数字は医療機関から保健所に届けられただけの数字ですから、実際この数倍の患者が存在していると推計されています。 ...
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