血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋
2019年7月24日水曜日
性行為感染症アラカルト-8.潜伏梅毒-
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潜伏梅毒とは、各種梅毒血清反応が陽性で、梅毒特有の臨床的症状が認められないものを言います。 【潜伏梅毒の梅毒検査】 1.STS検査が陽性で、TP検査が陰性の場合は生物学的僞陽性反応が疑われるので、再度日にちを開けて採血し検査をする必要があります。 2.STS検査とT...
2019年7月16日火曜日
性行為感染症アラカルト-7.第2期梅毒-
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第2期梅毒の症状としては、第1期梅毒の症状が出た後の4~10週後に発熱や皮疹が出現します。 皮疹は第2期梅毒患者の70%に認められ、梅毒患者全体の90%以上に認められる代表的なものです。 皮疹は3~10mm程度の斑丘疹状紅斑を呈し、色はピンク・褐色・赤色で全身に発生し、...
2019年7月9日火曜日
NAT検査とリアルタイムPCRの違いとは
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よくNAT検査とリアルタイムPCRの違いを質問されますから、今回はこの違いについて解説致します。 1.NAT検査とは NAT(Nucleic acid Amplification Test )とは、日本赤十字社が輸血用血液製剤の安全性確保の一環として実施している各種病原...
2019年7月2日火曜日
性行為感染症アラカルト-6.第1期梅毒-
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性行為感染症は減少傾向にあるのにもかかわらず、梅毒だけは2015年から急激に増加しています。 2019年6月16日現在2959人の患者が報告されています。 この数字は医療機関から保健所に届けられただけの数字ですから、実際この数倍の患者が存在していると推計されています。 ...
2019年6月25日火曜日
性行為感染症アラカルト-5.咽頭淋菌感染症-
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近年の性の多様化によるオーラルセックスの増加により淋菌が咽頭から検出される症例が増加しており、男女問わず性器淋菌感染者の約30%の咽頭から淋菌が検出されています。 咽頭に淋菌が感染していても炎症症状が自覚されない場合が多く、感染に気付くことが少ないのが現実です。 オーラ...
2019年6月18日火曜日
性行為感染症アラカルト-4.淋菌感染症-
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淋菌感染症は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)の感染によって引き起こされる性行為感染症です。 淋菌は弱い菌で、患者の粘膜から離れると数時間で感染性を失い、日光、乾燥や温度の変化、消毒剤で簡単に死滅することから性交やオーラルセックス以外で感染することは極めて...
2019年6月11日火曜日
性行為感染症アラカルト-3.保険適応されているクラミジア・トラコマチスの核酸増幅検査-
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現在我が国で保険適応されているクラミジア・トラコマチスの核酸増幅検査を以下に紹介します。 1.TMA法(Transcription mediated Amplification) 製品名 アプティマCombo2 クラミジア/ゴノレア 製造発売元 富士レビオ 検査...
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