血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋
2018年12月27日木曜日
免疫グロブリン検査-4.IgM抗体-
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IgM抗体は5量体構造を持ち、補体結合性や凝集活性が強いが、IgG抗体と異なり胎盤透過性は無い。 IgM抗体は、IgG抗体が作られる時期になると産生量が低下し、半減期も5日と短いため感染症感染後に一過性に増加し直ぐに減少してしまいます。 その産生量は、IgG抗体に比較す...
2018年12月19日水曜日
免疫グロブリン検査-3.IgA抗体-
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IgA抗体は、形質細胞より産生され成人においては血中に存在する免疫グロブリンの約10%を占めています。 IgA抗体のほとんどは単量体ですが、二量体の分泌型IgAとしても存在し、唾液、涙液、鼻汁、気道・消化管分泌液、乳汁などの分泌液中に高濃度で存在し、局所免疫の中心として、感...
2018年12月10日月曜日
免疫グロブリン検査-2.IgG抗体-
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IgGは、血液中に最も多く存在し、量的には免疫グロブリン全体の約80%を占め、液性免疫の主役です。 IgGは免疫抗体で、細菌やウイルスの感染性を失わせる中和抗体で、細菌やウイルスを補足するのを助ける働きや補体活性因子の役割をします。 膠原病・慢性感染症・悪性腫瘍・多発性...
2018年12月1日土曜日
免疫グロブリン検査-1.免疫グロブリンの種類-
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免疫の中で大きな役割を担っているのが免疫グロブリン(Immunoglobulin、略称Ig)で、血液中や組織液中に存在しています。 免疫グロブリンとは、血液や体液中に存在し抗体としての機能と構造を持つ蛋白質の総称で、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5クラスに分類され...
2018年11月22日木曜日
シェネリックとオーソライズド・ジェネリック-2.オーソライズド・ジェネリック-
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オーソライズド・ジェネリックとは、は新薬メーカから許諾を受けたジェネリックで有効成分・原薬・添加物・製法・製造工場(注:同一でない場合もある)・効能効果全てが新薬と同じ薬です。 しかし、薬の色、味、形状、添加物、などにおいて新薬と異なる場合があります。 要するに新薬と同...
2018年11月11日日曜日
シェネリックとオーソライズド・ジェネリック-1.シェネリック-
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臨床検査から少し外れますが、多くの方から質問のありますシェネリックとオーソライズド・ジェネリックについて解説いたします。 一回目はシェネリックについて解説いたします。 シェネリックとは、新薬(先発医薬品)の特許が満了した後に、他のメーカによって製造販売される薬を言います...
2018年10月31日水曜日
甲状腺検査-2.遊離トリヨードサイロキシン(FT3)-
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遊離トリヨードサイロニン(Free triiodothyronine:FT3)は、甲状腺ホルモンです。 TSH(甲状腺刺激ホルモン)は脳から分泌される甲状腺のホルモン分泌を促すホルモンでT3、T4の調節をしています。 T3(トリヨードサイロニン)、T4(総サイロキシン)...
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