血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋

2015年12月31日木曜日

脂質検査-2.総コレステロール-

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総コレステロール(Total-cholesterol:T-CHO)の「総」とは、体に良いHDLコレステロールと体に悪いLDLコレステロールを合算値を意味しています。 コレステロールには、悪玉(LDLコレステロール)と善玉(HDLコレステロール)があり、コレステロールは人間の...
2015年12月23日水曜日

脂質検査-1.中性脂肪-

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中性脂肪とは、人間の体を動かすエネルギー源となる物質で、別名トリグリセライド(TG:triglyceride)と呼ばれています。 体の中に存在する脂肪を総称して「体脂肪」と呼びますがが、体脂肪のほとんどは中性脂肪です。 中性脂肪は活動のエネルギー源として脂肪細胞の中に蓄...
2015年12月7日月曜日

肝機能検査-9.血清総蛋白(TP:total protein)

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血清総蛋白とは、血清中に含まれる蛋白の総称です。 現在、100種以上の蛋白の存在が知られています。 血清中には、およそ7~8%の蛋白が含まれています。 血清総蛋白は、アルブミンが60%とグロブリンが20%が主な成分です。 働きとしては、血液中のさまざまな物質を運...
2015年11月26日木曜日

肝機能検査-8.ロイシンアミノペプチダーゼ-(LAP:leucine aminopeptidase)

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ロイシンなどのタンパク質を分解するはたらきを持つ酵素の一種で、肝臓や腎臓、膵臓、腸管、子宮、睾丸、脳などの細胞に含まれています。 肝臓障害などで胆道がつまって胆汁がうまく流れなくなる(胆汁のうっ滞)と、胆汁が逆流してロイシンアミノペプチダーゼが血液中に流れこむことによって血...
2015年11月18日水曜日

肝機能検査-7.コリンエステラーゼ(ChE:Cholinesterase)-

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コリンエステラーゼは、肝臓の細胞のみでつくられる酵素で、肝臓のはたらきが低下すると産生量が低下します。 コリンエステラーゼは、コリンエステルという物質をコリンと酢酸に分解することによって、たんぱくをつくりだしています。 コリンエステラーゼには、アセチルコリンエステラーゼ...
2015年11月11日水曜日

肝機能検査-6.アルカリフォスファターゼ(ALP:Alkaline Phosphatase)-

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ほとんどの臓器に含まれ、主に肝臓、骨、腸でつくられているリン酸化合物を分解する酵素です。 肝臓で作られて、胆汁の成分として胆管を通って、胆嚢に貯蔵されたあとに十二指腸に排出されます。 肝臓のALPは胆汁に排出されるので、肝臓や胆道系の病気で胆汁が流れる経路に異常が出ると...
2015年11月4日水曜日

肝機能検査-5.LDH-

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LDH(乳酸脱水素酵素は、からだの中でブドウ糖がエネルギーに変わるときにはたらく酵素で、血液細胞、肝臓、腎臓、肺、心筋、骨格筋など全身のほとんどの細胞に含まれていています。 これらの臓器や細胞がダメージを受けると、血液中に流れて高値になります。 【検査目的】 肝臓...
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長年血液により感染する感染症の研究に従事した際の経験・知見を活かして感染症の紹介と予防法等について解説していきます。
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