血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋
2015年8月24日月曜日
ヘリコバクター・ピロリの検査-4.便中H. pylori抗原検査-
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生きたヘリコバクター・ピロリや既に死んだヘリコバクター・ピロリは共にH. pylori抗原として認識し、特異的に反応することを利用し、糞便中のH. pylori抗原の存在の有無を調べることが出来ます。 今回は、便中H. pylori抗原検査キットの『テストメイト ラピッド ...
2015年8月12日水曜日
ヘリコバクター・ピロリの検査-3.尿中抗H. pylori IgG抗体検査-
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ヘリコバクター・ピロリに感染すると、この菌に対する抗体が患者の血液中に産生されることから、血液や尿を用いてこの抗体の量を調べることが出来ます。 今回はイムノクロマト法による尿中抗H.pylori 抗体検出試薬『ラピランH.ピロリ抗体』を紹介します。 【検査原理】 抗...
2015年7月30日木曜日
ヘリコバクター・ピロリの検査-2.尿素呼気テスト(UBT:Urea Breath Test)-
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【検査原理】 ヘリコバクター・ピロリ菌が持つウレアーゼという酵素は、胃の中の尿素を分解してアンモニアと二酸化炭素を生成します。 この尿素の分解により、アンモニアと同時に生じた二酸化炭素は速やかに吸収され、血液から肺に移行し、呼気中に炭酸ガスとして排泄されます。 この...
2015年7月20日月曜日
ヘリコバクター・ピロリの検査-1.総論-
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【ヘリコバクター・ピロリとは】 ヘリコバクター・ピロリ(一般的にピロリ菌と呼ばれます)は胃粘膜に生息する微好気性グラム陰性らせん状桿菌で、ウレアーゼという尿素を分解する酵素を持っています。 強酸の胃液が分泌される胃には、昔から細菌をはじめとする微生物は生存しないものと考...
2015年7月7日火曜日
ペプシノーゲン検査
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【何を調べる検査なのか】 胃がんのスクリーニング検査として有用な検査のひとつです。 血液中のペプシノーゲンのⅡに対するⅠの割合を調べることにより、胃粘膜の萎縮の広がりとその程度、胃液の分泌機能、胃粘膜の炎症の有無が分かるほか、胃がんのスクリーニング検査として有用な検査方...
2015年6月24日水曜日
膠質反応について-3.ZTT-
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【ZTTとは】 Zinc sulfate turbidity test (硫酸亜鉛混濁試験)の頭文字を取った検査です。 【ZTTは何を調べる検査】 肝硬変などにより肝機能が低下すると、血清たんぱくのうちアルブミンが低下し、γ-グロブリンが上昇します。 γ-グロブ...
2015年6月11日木曜日
膠質反応について-2.TTT-
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【TTTとは】 Thymol Turbidity Test(チモール混濁試験)の頭文字を取った検査です。 【TTTは何を調べる検査】 ガンマーグロブリン(特にIgM、IgG)の増加やアルブミンの減少及び脂質の増加と相関し、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、多発性骨髄腫など...
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