血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋

2013年10月30日水曜日

便潜血反応検査

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【検査目的】 大腸ガンを診断する検査のひとつです。 大腸ガンは大腸の下部から出血を伴うので、便に血液が混入することが多いので、便中の血液(人のヘモグロビン)を調べることにより、大腸での出血の有無を確認することが出来ます。 【便の採取方法】 1. 便の量は少なす...
2013年10月22日火曜日

臨床検査のパニック値について

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【パニックの定義】 パニック値とは、"生命が危ぶまれるほど危険な状態にあることを示唆する異常値"で直ちに治療を開始すれば救命することが出来ますが、その診断は臨床的な診察だけでは困難で検査によってのみ可能です。 【パニック値の設定と運用】 パニック...
2013年10月15日火曜日

臨床検査の極端値とは

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【極端値の定義】 稀にしか見られない検査値で、統計学的には0.5~1.0パーセントタイル値以下、および99.0~99.5パーセントタイル値以以上とされています。 【極端値が起きる原因】 1.検体採取条件などのに起因する場合 2.分析前誤差などのに起因する場合 ...
2013年10月9日水曜日

臨床検査の基準値とは

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臨床検査で参考にする基準値は,統計学的に算出した数値範囲を用いています。 臨床的検査学的に異常を示さず病気がなく健康な人の集団を健常者とし、その健常者の測定結果を集計すると左右対称の山型になります。 このうちの極端に高い数値2.5%と低い2.5%を除き,この平均値をはさ...
2013年10月3日木曜日

アレルギー検査について-8.アレルギー血液検査の問題点-

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アレルギー検査を受けて、異常な数値が出ることがあります。 これは何を意味しているのでしょうか? 1.数値は高くなっていても問題となる症状が出ていないことがあります。  この場合は、問題にならない場合もあります。 2.逆に、数値は低くてもなんらかの症状が出ていること...
2013年9月23日月曜日

アレルギー検査について-7.アレルゲン刺激性遊離ヒスタミン検査-

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アレルゲン刺激性遊離ヒスタミン検査(HRT :Histamine Release Test)は、 (好塩基球) ヒスタミン遊離試験とも呼ばれています。 血液中から分離した好塩基球という白血球の一種にアレルゲンを添加し、 そのとき放出されたヒスタミンの量を測定し、アレルゲンに...
2013年9月16日月曜日

アレルギー検査について-6.遅延型アレルギー検査-

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遅延型(Ⅳ型)アレルギーは、細胞の中のTリンパ球が引き起こすアレルギーで、即時型(Ⅰ型)アレルギーに対し、発現が遅く抗原(アレルゲン)を体内に取り込んでから半日から数日たって反応がおこります。 これは、IgGやIgAといわれる抗体が関与していることがわかっています。 遅...
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長年血液により感染する感染症の研究に従事した際の経験・知見を活かして感染症の紹介と予防法等について解説していきます。
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