血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋
2013年9月23日月曜日
アレルギー検査について-7.アレルゲン刺激性遊離ヒスタミン検査-
›
アレルゲン刺激性遊離ヒスタミン検査(HRT :Histamine Release Test)は、 (好塩基球) ヒスタミン遊離試験とも呼ばれています。 血液中から分離した好塩基球という白血球の一種にアレルゲンを添加し、 そのとき放出されたヒスタミンの量を測定し、アレルゲンに...
2013年9月16日月曜日
アレルギー検査について-6.遅延型アレルギー検査-
›
遅延型(Ⅳ型)アレルギーは、細胞の中のTリンパ球が引き起こすアレルギーで、即時型(Ⅰ型)アレルギーに対し、発現が遅く抗原(アレルゲン)を体内に取り込んでから半日から数日たって反応がおこります。 これは、IgGやIgAといわれる抗体が関与していることがわかっています。 遅...
2013年9月9日月曜日
アレルギー検査について-5.アトピーの検査-
›
今回は、アトピーの検査を紹介します。 1. CAP16 アトピー乳幼児 乳幼児においてアトピー性皮膚炎単独だけでなく、気管支喘息単独やアトピー性皮膚と気管支喘息合併症に対する検査で、食餌系アレルゲンに乳幼児で重要な室内アレルゲンとスギの吸入系アレルゲンを組み合わせた検...
2013年9月2日月曜日
アレルギー検査について-4.MAST33(同時多項目アレルゲン特異的IgE測定)-
›
33項目のアレルゲンを1回で測定できる保険適応の検査です。 【検査アレルゲンの内容】 ・食餌アレルゲン14項目 1.ソバ 2.小麦 3.ピーナッツ 4.大豆 5.コメ 6.マグロ 7.サケ 8.エビ 9.カニ 10.チェダーチーズ ...
2013年8月26日月曜日
アレルギー検査について-3.特異的IgE検査-
›
Ⅰ型アレルギーはIgE依存型と呼ばれ、IgEが大きく関与しています。 体内に呼吸や飲食物の摂取、薬剤、注射、接触などによって異物(抗原)が入ってくると、それを防ぐために血清中にIgG、IgA、IgM、IgD、IgEなどの抗体ができますが、アレルギーに密接に関係する抗体はIg...
2013年8月19日月曜日
アレルギー検査について-2.好酸球検査-
›
好酸球は本来、寄生虫による感染症で増加する白血の一種ですが、肥満細胞や好塩基球のヒスタミン遊離を抑制する作用をもち、アレルギー疾患で血中に増加することが知られています。 従って体にアレルギー反応が出ると増加します。 ただし好酸球が増加してもアレルギー性疾患とも必ずしも言...
2013年8月12日月曜日
アレルギー検査について-1.はじめに-
›
今回は、アレルギーの検査に関して簡単明瞭に解説してみます。 血液の中には"IgE"と呼ばれる免疫グロブリンが含まれています。 この"IgE"がアレルギーを引き起こす源であると知られていることから、アレルギー検査といえば一番に血液中...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示