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2012年9月9日日曜日

A型肝炎検査-4.IgG-HA抗体検査-


IgG型抗体は、IgM型抗体にやや遅れて1~4週後に陽性化しますが、その後も長期間陽性のままとなります。

IgG-HA抗体を測定する理由としては、過去にHAVに感染したかどうかを調べることにあります。

【基準値】

単位:Cut off index

測定方法:EIA法

陰性 0.8未満

判定保留 0.8~1.2未満

陽性 1.2以上

※測定に使用する機種によっては、数値が若干異なる場合があります※

【検査結果の解釈】

陰性 過去にも現在もHAVに感染していない。

陽性 過去にHAVに感染し、現時点では治癒したと判断でき、再度HAVに感染することはありません。

A型肝炎の感染予防にはA型肝炎ワクチンがありますが、IgG型抗体が陽性の場合には、ワクチンの接種は必要ありません。